三島市I様邸 外壁塗装、屋根塗装
こんにちは、市川です。
現在施工中のI様邸、外壁塗装、屋根塗装のレポートです。
【施工前】
【既存状態】
シーリングの劣化が著しく、お客様がご自分でシリコーンで補修されています。



注意 : サイディングなどのシーリングは、絶対に透明なシリコーンで
補修しないでください。
ホームセンターで売っているシリコンシーリングです。他のシーリングより安価なので、これを
買われて補修する方が増えてきました。
透明色のシリコンはその上から塗料が塗れません。塗装不可です。
塗装工事の際にはすべて撤去しなければなりません。撤去することは、シリコンで補修する
5倍大変です。がんばって補修しただけ、撤去費用がかかります。数万円かかる場合もあります。
ご自分で補修される場合には、変性シリコンかウレタンと書いてあるシーリングにしてください。
説明書きを読んで塗装可能なものにしてください。それと、ノンブリードと記載してあるかも確認
してください。この記載がない場合、塗装後、シーリングの部分が変色する場合があります。
【シーリングの撤去】
専用カッターで既存シーリングを撤去します。
【マスキングテープ貼り】
余分な部分にシーリングが付かないようにマスキングテープを貼っていきます。
【プライマー塗付】
密着性の向上のためプライマーを塗っていきます。
【シーリング充填】
変性シリコンでノンブリードタイプのシーリングを打っていきます。
【ヘラで均す】
専用のヘラで平らにし、マスキングテープを撤去して終わります。



【高圧洗浄】
塗装する個所すべてを洗浄していきます。
屋根の高圧洗浄では、藻などの汚れをしっかり落としていきます。
よくお客様に「すべって落ちないか?」と心配されますが、しっかり洗ってある個所を
歩けばまったくすべりません。しかし洗ってない個所はツルツルすべります。
歩く場所(洗った個所)を確保しながら作業をします。


軒天井は汚れが気になる所だと思いますが、洗浄するだけで案外キレイになってしまいます。
【ビニール養生】
塗装しない個所にビニールで養生していきます。「塗装工事は養生が仕事だ」と言われるくらい
重要な工程です。
私が同業者を見るときは、この養生をチェックします。養生は塗装が終わると捨ててしまい
後に残らない(評価されない)作業ですが、細かく丁寧でしっかり養生をされている塗装業者さんは、
同じく評価されない下地処理や塗装工程でも細かく丁寧でしっかりと作業されていると思います。
【下地調整】
凸凹面でシリコンシーリングを完全に撤去しきれない個所に専用プライマーを塗ります。通常は
シリコンシーリングの上には塗装はできませんが、これを塗っておくと上から塗装ができます。
この作業をしないと塗装直後から塗膜が剥がれる可能性が高くなります。

【下塗り、シーラー】
上記の専用プライマーは、塗料を剥がれにくくする材料ですが、完璧なものではありません。
できればシリコンを全部撤去して塗装した方が安心です。
次に下塗材を塗装して上塗りとの密着を強化していきます。
【中塗り・上塗り】
下塗り後、同じ塗料を2回塗っていきます。

【雨樋・破風板・軒天井の塗装】
外壁以外の付帯部分の塗装の様子です。雨樋も新品のようにキレイになります。

【屋根塗装】
屋根の塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの順で塗装します。この屋根材は、厚型スレートと
呼ばれるもので細かく縦目地があります。先に目地部分を刷毛で塗装しておき、広い面を
ローラーで塗装していきます。
【完成写真】
