沼津市、三島市、富士市、裾野市、御殿場市で塗装や外壁塗装をおこなう、市川塗装です。塗り替えリフォームはお任せください。
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シーリング打ち替え
2012年10月20日12:17
サイディングは、最近の住宅に多用される板状の外壁材です。それまでは、壁下地板に防水シートの上にラスと呼ばれる金網を張ってモルタル塗りを行い、乾いてから吹きつけ仕上げでした。コストは両方とも同じ程度ですが、見栄えやモルタル部にクラック(ひび割れ)が出来ないなどの理由で使われるようになりました。板と板の継ぎ目が、いわゆる目地となります。そこにシーリングを行うことで風雨を防いでいるわけですが、このシーリングにも耐用年数があり、年を重ねるごとに劣化していきます。そこで、シーリングの改修が必要となってきます。

シーリングの寿命は、10ミリ(幅)×10ミリ(深さ)で施工されている場合、5年~10年と言われています。寿命に大きく影響を与えるのは、「紫外線」と「建物の動き」です。地震や、台風などでも結構揺れて動きます。特に紫外線の影響を受ける南面が5年程度で最初に劣化していき、北面は10年以上経過していてもしっかりしていたりします。例えば、10ミリ(幅)×3ミリ(深さ)で増し打ちなどの補修を行っても南面であれば、2年以上の耐久性は得られないという計算になります。サッシ廻り以外は、既存撤去、打ち直しをお勧めします。

シーリングの打ち替えには、「先打ち工法」と「後打ち工法」の2種類の工法があり双方にメリット、デメリットがあります。

まず、シーリング材を充填してから塗装を行う、先打ち工法のメリットです。

シーリング材は紫外線によって劣化が大きく進行してしまいます。シーリング材の上に塗装することで、紫外線による影響を防ぎ、劣化の進行を遅らせることができます。「シーリング材を塗膜で保護する」わけです。
では、デメリットは何かと言うと、シーリング材の上に塗装した塗膜と柔軟性のあるシーリング材とでは伸縮率の違いから、シーリング材よりも硬い塗膜にひび割れが起こることがあります。このことから、塗料メーカーさんのカタログではほとんどの場合シーリングの後打ち工法を推奨しています。

次に後打ち工法のメリットですが、後打ち工法はシーリング材の上に塗膜がないわけですから、塗膜にひびが入る心配がありません。しかし、先にも述べた通り、シーリング材は紫外線に弱いため、むき出しのシーリング材は塗膜で保護されたシーリング材よりも劣化の進行が早いということが想像出来ます。これが、後打ち工法のデメリットとなります。
以上のことから、弊社ではシーリング材の先打ち工法を推奨しています。

塗膜にひびが入ってしまうと、見た目にはあまり良いものではないですが、それでもシーリング材の延命=建物の延命と思えば、やはりシーリング材は先打ちとし塗膜で保護してあげることが現状ではベストな選択ではないかと考えます。

また、弊社ではシーリング打ち直しを伴う塗り替え工事では、シーリング材の上の塗膜のひび割れを軽減させる目的として、微弾性タイプの塗料を使用しています。

※どうしても後打ち工法でやらなければならない塗料もあります。その際はご説明させていただきます。



  

2009年12月26日18:25
山中湖 保養施設 シーリング工事 (コーキング)

こんにちは、市川です。 山中湖のシーリング工事の現場が完了しました。
窓廻りのシーリングを撤去し、新設しました。(1800m)






沼津市、三島市、富士市、その他の地域、シーリング工事、コーキング工事ならお任せ下さい。
工事に伴う足場工事もお受けいたします。  

2008年12月11日01:01
三島市 N様邸シーリング工事

こんにちは、市川です。今回は、シーリングついて説明したいと思います。

最近、塗装工事をする多くのお宅はサイディングの外壁が多くなりました。10数年前から
新築等で見られるサイディング。サイディングとは外壁に張る乾式板の外装材です。
主に窯業セメント系や金属系やセラミック等が主流で防火性や耐水性や効率性があり、
最近では金額もリーズナブルになってきました。
窯業系サイディングは色柄などデザインがとにかく豊富で、多くの住宅の外壁として使用
されています。

三島市のお客様からシーリング工事と屋根の塗替えのご依頼がありました。


















シーリング(コーキング)の寿命とメンテナンス


シーリング材は紫外線を受けたり、サイディングの動き(振動や熱)が原因で劣化していきます。
施工や立地条件で異なりますが、シーリングの寿命は概ね5~10年です。
上から塗装することでさらに寿命を延ばすことができます。多くは10年程度のサイクルで外壁
の塗替えとシーリングの打ち替えを行い維持と保守を行います。




N様のお宅のシーリング既存状態 南側や西側が特に劣化していました。シーリングが
切れていて内部に水が入ってしまいます。



    【既存シーリングの撤去】

カッターで切れ目を入れ古いシーリングを撤去しています。ここでの注意点は、シーリング
撤去後に、サイディングの断面に薄く残っている古いシーリングをカッターで削ぎ落とします。
かなり手間はかかりますが、シーリングを長持ちさせるためには重要な工程です。





  【テープ養生、プライマー塗布】

充填部以外にシーリングを付けないようマスキングテープを張ります。
そして密着性を高める為に、充填部に専用プライマーを塗付します。



      【シーリング充填】

シーリング材はサイディング専用の変性シリコンを使用します。
充填部に、適量を乗せていきます。



充填後、内部に空洞ができないようにヘラで均していきます。



     【シーリング工事完了】

均しが終わったら、テープを除去して完了です。






今回使用した材料は、変性シリコンタイプです。この材料は硬化剤を入れて攪拌機で混ぜて
使いますので、一般の方がやる場合少し面倒です。自分でやられる場合は、ホームセンター
で変性シリコンの低モジュラスと書いてあるものを使用してください。





既存シーリングの上から新しいシーリングを重ねて充填することを【増し打ち・打ち増し】
既存シーリングを取り去って、新しいシーリングでやり直すことを【打ち替え】といいます。

「増し打ち」と「打ち増し」どちらの方が安上がりかといえば、もちろん「増し打ち」です。
既存シーリング材を撤去する手間がかなり違います。しかし、ただでさえ短命な部分なので、
せっかく足場をかけて工事を行うのであれば、多少値が張っても継ぎ目(目地)だけは「打ち
替えを」をしてもらった方が良いと思います。
継ぎ目(目地)にくらべて動きの少ない窓周りなどは、現在の状態により「打ち替え」か「増し
打ち」を判断しシーリングが明らかに裂けていたり、剥がれているような状態の場合には、
「打ち替え」をします。

継ぎ目(目地)が劣化している場合は、早めのメンテナンスをお勧めします。
切れ目から雨水が入り、浸透し内部を腐食させる原因になります。そうなると建物本体を
劣化させ、建物の寿命が短くなる可能性があります。
  

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